佳作
緒方 智規 様
Penetrating object II
コンセプト
台湾に建設予定の現代美術館コンペ案。このコンペは次世代の美術館として自動化されたアーカイブを備えることが設計の必要条件であり、本コンペ案ではこの巨大なアーカイブ自体を展示物の一つとして提案している。各フロアには様々な展示物がおかれ、空間の中央にアーカイブの柱が建物を垂直に貫いている。パースを描く上で特に意識した点は、非現実的なスケールのアーカイブと次世代のアート空間を表現することである。そこで、視点を普段よりも低めに据えて、空間を見上げるような視点とした。また、近未来的な雰囲気をパースで表現するために、明るい部分の光を散乱させて光源を強調することでアーカイブに浮遊感を感じさせるように意図した。