中野 剛育 様　羽衣の長屋

コンセプト

羽毛のダウンジャケットは真冬の日、それらの一つ一つが広がって気積を確保し、身体の暖かさが奪われるのを防いでくれた。
これを建物の断熱材に応用する。

羽毛の膨張と収縮は部屋の開放と閉合に連動し、家族の集合と離散を自然と調節する。
グラデーショナルに変わり続ける羽毛の壁は、その時々のファサードに変化をもたらす。外と内尾の関係性は変化し続ける。

自然の法則が居住まいに還元され、我々はその中でリズムある生活を育む。